2011年10月7日金曜日

ありがとうスティーブ・ジョブズ

20代半ばまでキーボードすら触ったことがない超文系のオレが、多少なりともパソコンやインターネットにかかわった仕事を今もしていられるのは、最初に自腹を切って買った「パソコン」がMacintoshだったからなんだよね。

当時務めていた会社で使っていたのは当然、Windows95や2000だったので、自宅のMacとでデータの融通をする際、何かと神経を使ったわけです。
アプリケーションの互換性の有無はもちろん、プレーンテキストでもエンコーディングや改行コードに気を配る必要があった。
当時はメールソフトにもクセがあって、添付ファイルの文字化けなんて日常茶飯事だったし。

でもね、WindowsとMacという2つのOSを行き来することで、いろいろわかってくることも多いわけです。LANでWindowsとMac間のファイル共有するだけでも、当時はいろいろ試行錯誤したもんなあ。

まあそんなまったく生産性のないことの積み重ねが、自分にとって実は後々役に立ったわけです。
Macを使い始めてもう15年くらいになるのかな。本当にお世話になりました。

もう一つ、感謝したいのがiTunesとiPod(とiPhone)。
自分は社会人になってからあまり音楽を聴かなくなってしまって、封を開けないまま放っておいたCDが山積み状態。ソニーのディスクマンや初代MDウォークマンも購入したりして、聴く機会を増やそうとしたんだけど、あまり効果は上がらなかった。

そんな自分が再び積極的に音楽を聴くようになったのは、これはもうiTunesのおかげとしか言いようがない。手持ちのCDは片っ端からリッピングして、日本でITMSが始まってからはダウンロード購入した曲も多い。
で、いつの間にか数千曲のライブラリがMacの中に出来上がり、家の中ではAirMac ExpressのAirPlayを利用して、外ではiPodやiPhoneでいつでも好きな曲がすぐに聴けるようになった。
今の人には当たり前かもしれないけど、アナログレコードで育った世代にとっては夢みたいなことなんだよ、これは。

大枚はたいて購入したSCSI機器が無用の長物になったり、OS Xが最初は使いものにならなかったりと「何じゃこりゃあ」ということもいろいろあったけど、Macを使い続けてきてよかったよ。

ありがとう、スティーブ・ジョブズ。本当にお疲れさまでした。